第30回【自己紹介で明るい雰囲気作り】自分が好きなことを話そう

明るい自己紹介
もんとり
もんとり

ワークショップやイベントでの自己紹介はなるべく明るい雰囲気で行いたいですよね。初対面同士がお互いのことを早く知ったり、よく顔を合わせる人同士がお互いの意外な一面を知ったりすることができれば、ワークショップやイベントの進行もスムーズにいきます。

こんな人に読んでほしい

・ワークショップやイベント主催の人
・新人教育担当の人
・場の空気を和ませる役割の人

チームビルディング

①円座になる。
②最初の人は、自分の右側の人が好きそうなものを想像して発表する。
③それを受けて右側の人は「そうなんですよ」や「いや、実はこちらのほうが・・・」といったコメントをしたあと、自分の右側の人の好きそうなものを想像して発表する。
④それを人数分繰り返す。

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1.アクティビティのポイント:明るい自己開示

あるワークショップでは自己紹介のときに「地球の中で一番好きなもの」を一つ、簡潔に発表させている。人は好きなものを話すとき、とてもイキイキとした表情になります。

子供の寝顔、食後のうたたねなど、ほほえましいものが発表されるとその場の雰囲気が和やかになります。またその人の内面がわかるので、一見いかつい人の印象ががらりと変わったりもします。雰囲気作りには「明るい自己開示」が必要です。

2.アクティビティに必要な準備

事前準備

なし

用意するもの

なし

3.アクティビティの参考例:自己紹介テーマ

明るく自己開示を促す自己紹介のテーマとして以下のようなものもあります。

・最近ハマっていること
・出身地のご当地自慢
・好きな季節とその季節にやっていること
・楽しみにしているイベント
・休日の過ごし方
・過去の笑える失敗談
・困難な状況を乗り越えた経験談
・自分自身のちょっとした欠点

いくら自己開示が大事とはいえ、テーマ設定には気をつけましょう。初対面の相手にいきなり深い悩みやネガティブなことを話しても「明るい」自己紹介の場にはなりません。

また、すべての人が自己開示がうまくできるわけではなく、自己開示に消極的で苦手な人もいます。そういう人は相手に不信感や警戒心を持っているため、自分自身のことを話すことがストレスになりますので、まずは上記の中でも当たり障りないテーマから始めてみましょう。

4.まとめ

今回は自己開示を促すアクティビティを紹介しました。自分の情報を開示すると、相手も情報を教えてくれるようになります。この自己開示によって初対面の人とも会話が弾み、お互いの距離を早く縮めることができるようになります。

しかし、いきなり自己開示してください!と言っても初対面であればなおさら信頼関係が全くできていないわけですから逆効果になってしまいます。ワークショップやイベントを回す主催の人は、参加者に自己紹介をさせる場合は「まずは自分から」の意識で進めていきましょう。今回のアクティビティもまずは参加者に主催者の好きそうなものを想像・発表してもらい、主催者から自己開示を始めることをお勧めします。

参考文献

中野民夫『ワークショップ―新しい学びと創造の場』岩波新書、2001年

コトバのチカラ

あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなぁ じぶんが自分になるために
相田みつを

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