
・目標設定後、行動に結びつかない人
・自己成長を感じたい人
・気づいたら1年経っていた人
①今日やろうとしている作業を一つだけ選ぶ。
②その作業を何時までにやるか決める。
③タイマーをセットする。
④終了時刻になったら、作業途中でも一旦止める。
⑤時間を決めて取り組んだことを振り返る。
1.ポイント:終わりを自分で決められるか
常に終わりを誰かに決められる環境にいると、「どんなことでも誰かが終わりを決めてくれる」と思い込んでしまいます。学生の時は、決められた時期に受験や宿題、試合などがあり、毎年4月には次の学年に進みます。一方で、社会人になればどうでしょうか?会社に入れば日々の業務に決められた期限があり、期末に向けた目標達成に向けて毎週・毎月・定期的に会議があり、年度末に上司からの評価が下されます。会社勤めこそ会社を辞めなければ定年までそれを繰り返すわけなので、本当の終わりは学生時代よりもかなり先のことになります。
このような状態を繰り返していると、期限を決めること自体に嫌悪感を感じるようになります。これをいつまでに「しないといけない」というマスト思考が、「期限を決めること=しんどいこと」という捉え方になってしまうのです。

まずはそのマインドセットを変えるために、記事の冒頭に挙げたワークをやってみましょう。今日やろうとしている小さなことを、自分で決めた時間内にやろうと決めることでどのように自分の意識が変わるでしょうか?初めはやりきれなくても、なぜできなかったのか振り返った時に、自分自身の時間感覚を掴むことができますし、時間を決めて物事に取り組むことの心理的な状態も知ることができます。できなかったからといって落ち込む必要はありません。そもそも時間を決めなかった場合に比べたら、確実に物事は進んでいるはずです。「期限を決めることで前に進めた」ということにフォーカスしてみましょう。
一日のやりたいことが達成できるようになったら、次は1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と、その期限を延ばしていきましょう。自分で終わりを決める習慣ができれば、気づいた時にはたくさんのことが達成していて、成長実感も感じることができ自信にもつながることでしょう。

2.必要な準備
やりたいことリストが作れるツール
タイマー(タイマー機能があるスマホなどでも可)
行きたい国、見たいもの、手に入れたいもの…。人生でしたい100のことを書くノート。このノートにはひとつだけルールがあります。それは絶対に諦めず、100のリストを実現すること。いつかやりたいなぁと漠然と思い浮かべていた自分の夢。人生を左右するかもしれない大きなビジョン。さあ、BUCKET LISTを片手にここから人生という名の旅を始めよう。自分で終わりを決める習慣を身につけるには、まず「やりたいこと」を明確にすることが第一歩です。このノートに書き出すことで、目標に期限を設定しやすくなり、「いつか」を「いつまでに」に変えることができます。
小さな目標を達成するには、タイマーが必須アイテムです。このドリテックの学習タイマーは、大画面で見やすく、最大199時間59分59秒まで設定可能な長時間対応タイマー。タイムアップ予告機能付きで、終了時間が近づいたことを事前に知らせてくれるため、作業を切り上げる準備ができます。デスクに置いても邪魔にならないシンプルなデザインで、あらゆる場面で活躍します。時間を決めて物事に取り組む習慣づくりの第一歩として、ぜひ手元に置いておきたい一品です。
3.参考例:簡単なことから始めよう
内容は簡単なことでよいので、必ず期限を決めることを忘れずに。また、結果が明らかに目に見えることを設定しましょう。
(1)部屋の片付け

「今日は午前中にこの部屋を片付けて掃除機をかけよう」「10時までにデスクの上にあるものを整理しよう」といった具合に、具体的な時間を決めて取り組んでみましょう。部屋の片付けは終わりが見えにくい作業の代表格ですが、時間を区切ることで「この時間内でできるところまでやる」という気持ちで取り組めます。完璧に片付かなくても、デスクの上だけ、本棚だけ、床に置いてあるものだけ、というように範囲を決めれば達成感も得られます。時間を決めずにダラダラと片付けていると、かえって疲れてしまい中途半端になりがちですが、期限を設定することで集中力が高まり、短時間でも確実に部屋がきれいになっていく実感が得られるでしょう。
(2)読書

「今日は寝るまでにこの本を読み終えよう」「往復の通勤時間でこの章まで読もう」といった具合に、小さな期限を設定してみましょう。積読になっている本があれば、章ごとや日ごとに達成期限を決めることで、読書が毎日の習慣になっていきます。「いつか読もう」と思っているだけでは、本棚に並んだままになってしまいますが、「今週中にこの章まで」「今月中にこの本を読み切る」と決めることで、読書に対する意識が変わります。特に通勤時間や寝る前の15分など、日常の隙間時間に「ここまで読む」という小さなゴールを設定すると、驚くほど読書が進むものです。1冊読み終えたときの達成感は、次の本を手に取る原動力にもなります。
(3)資格の勉強や趣味の活動

「この休みの間に過去問を解こう」「この作品を連休中にここまで仕上げよう」といった具合に、休日や連休を活用して期限を設定してみましょう。休みの日は特にダラダラしてしまいがちですが、「この休みの間にはこれをやろう!」と決めて連休などに入れるといいですね。平日は仕事や学業で忙しくても、まとまった時間が取れる休日こそ、自己成長のチャンスです。資格試験の勉強なら「今日は第3章を3回繰り返す」、趣味の活動なら「今週末でこのパートを完成させる」というように、具体的な成果物を決めておくと、休日の充実度が格段に上がります。何も決めずに休日を過ごすと「何もしなかった」という後悔が残りますが、小さくても達成できたことがあれば、休み明けも前向きな気持ちでスタートできるでしょう。
4.まとめ:自分で終わりを決めて人生を主体的に生きよう
自分で終わりを決める習慣を身につけることは、単なる目標達成のテクニックではありません。それは、人生を主体的に生きるための基本姿勢です。学生時代は周囲が終わりを決めてくれましたが、社会人になればなるほど、自分で区切りをつける力が求められます。
まずは今日の小さなことから始めてみましょう。「この作業を○時までに終わらせる」と決めて取り組むだけで、あなたの時間に対する意識は確実に変わります。できなかったとしても、それは失敗ではなく、自分の時間感覚を知るための貴重なデータです。
繰り返しになりますが、一日のやりたいことが達成できるようになったら、次は1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と、その期限を延ばしていきましょう。自分で終わりを決める習慣ができれば、気づいた時にはたくさんのことを達成していて、成長実感も感じることができ、自信にもつながります。
実は、自分自身で終わりを作りながら生きていく方が、急に終わりを迎えることも、見えない将来の終わりに怯えることもなくなります。日々、終わりを意識した目標を立ててその目標を達成していく習慣づくりが、張りのある人生に導いてくれるでしょう。

この記事を探求できるおすすめ書籍5選
『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
全世界4,000万部、国内240万部を突破した自己啓発書の金字塔です。この記事では「自分で終わりを決める習慣」の重要性を説いていますが、この本の第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」はまさに同じテーマを扱っています。人生、キャリア、日々の行動すべてにおいて、まず「どうありたいか」という終わりのビジョンを明確にし、そこから逆算して今日の行動を決める「逆算思考」の重要性が詳しく解説されています。特に「主体性を発揮する」という第1の習慣と合わせて読むことで、会社から与えられた目標ではなく、自分自身が設定した終わりに向かって生きる力が身につきます。ミドルクライシスを迎える前に、自分の人生の舵を自分で取る方法を学べる一冊です。
『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン
Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者による、「より少なく、しかしより良く」を実践するための思考法を解説した一冊です。この記事では「期限を決めることに嫌悪感を感じる」理由として、会社から次々と与えられる目標に追われる状況を挙げていますが、この本ではまさにそうした「すべてをやろうとする」罠から抜け出す方法を教えてくれます。本当に重要なことを見極め、それ以外は上手に断る技術を身につけることで、自分で終わりを決める余裕が生まれます。特に「選択する力を取り戻す」という章は、会社の目標ではなく自分の成長目標を設定したい人に必読の内容です。やらないことを決めることも、終わりを決めることの一つだと気づかせてくれます。
『ライフ・シフト』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
国内50万部を突破した、人生100年時代の新しい生き方を提示する名著です。この記事では「ミドルクライシス」や「終わりが見えなくなっている時代」について触れていますが、この本ではまさに定年の概念が変わり、人生が長くなった現代において、どのように自分の人生を設計すべきかを解説しています。「教育→仕事→引退」という3ステージの人生モデルが崩壊し、何度も転身を繰り返すマルチステージの人生になる中で、自分で終わりを決めて次のステージへ移行する力がより重要になります。40代、50代で「このままでいいのか」と不安になる前に、人生全体を俯瞰して各ステージの終わりと始まりを自分で設計する方法を学べます。長い人生だからこそ、小刻みに終わりを設定していく重要性が理解できる一冊です。
『やり抜く人の9つの習慣』ハイディ・グラント・ハルバーソン
コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長による、心理学的に正しい目標達成の方法を120ページで解説した名著です。この記事では「一日のやりたいことが達成できるようになったら、次は1週間、1ヶ月、3ヶ月と期限を延ばしていく」というステップを提案していますが、この本の「目標に具体性を与える」「目標までの距離を意識する」という習慣は、まさにこのプロセスを科学的に裏付けています。特に「if-thenプランニング」という、「もし○○したら、△△する」という形で行動計画を作る方法は、「10時までにデスクの上を片付ける」といったこの記事のワークを習慣化するのに非常に効果的です。目標設定後に行動に結びつかない人、自己成長を感じたい人に最適で、わずか120ページという読みやすさながら、実践すれば確実に結果が出る内容です。
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピード×時間×成果を最大化する仕事術』中島聡
元マイクロソフトの伝説のプログラマーが教える、締め切りに追われない仕事術を解説した一冊です。この記事では「今日やろうとしている作業を一つだけ選び、何時までにやるか決める」というワークを提案していますが、この本で紹介されている「ラストスパート志向」から「ロケットスタート」への転換は、まさに終わりを先に決めて最初に集中する逆算思考そのものです。著者が開発した「なかしまメソッド」では、最初の2割の時間で8割の仕事を終わらせることで、期限ギリギリに慌てることなく余裕を持って仕事を完成させる方法が具体的に解説されています。「期限を決めること=しんどいこと」というマスト思考から抜け出し、むしろ期限を先に決めることで楽になる体験ができます。会社の目標に追われている社会人が、自分のペースで仕事をコントロールする力を身につけられる実践的な内容です。

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