あなたはどんな人と知り合いになりたいですか?今はSNSで簡単にいろんな人と繋がることができます。繋がることができれば、話すことも会うこともできるでしょう。しかし、そんな人脈作りに励みながらも、なんだかうまくいかないなぁと思っている人も少なくないはずです。今一度、人脈作りについて振り返ってみましょう。
・人脈を広げたいと思っている人
・会いたい有名人(簡単に会えない人)がいる人
・人との関係構築がうまくいかない人
①自分が会いたいと思っている人を三人書き出してみる。
②その人たちはどういう人に会いたいと思っているか書き出してみる。
③そういう人に自分がなるために今日、何ができるか考えてみる。
1.ポイント:あなたがギブできるものは?
今回の参考文献の著者熊谷氏は「若いうちは人脈を作る努力をしなくてもいい。それよりも自分が魅力的な人物になる努力をするほうがいい」と主張しています。
人脈とは、ビジネス上のギブ&テイクがあってはじめて成立するもので、自分がギブできるものがない状態で、テイクしようと思っても相手にはしてもらえない。そのような状態での様々な交流会は、労多くして功少なしではないでしょうか。自分がギブできるものが多くなってくれば、人脈は自然とできてくるものです。
2.必要な準備
特になし
・ノート
・ペン
(PC・スマホ代用可)
3.参考例:相手が求める人になるために
「やってみよう!」②では、その人の立場になって考えること。
「やってみよう!」③では、自分自身が「今日から」できることを考えること。
まずは、あなたが会いたい人、繋がりたい人は誰ですか?
上場企業の社長や◯◯業界に勤めている人、テレビに出るような有名人やユーチューバーかもしれません。
3−1.有名インフルエンサーと繋がりたい
例えば、有名人に会いたいと思っているのであれば、まずはその人がどういう人に会いたいと思っているか書き出してみましょう。
<「やってみよう!」②>
・ネット上で影響力のある人(=インフルエンサー)
・動画コラボして面白そうな人
(=自分のチャンネルの視聴回数が見込める人)
・マスコミ業界関係者
・資本家
そして書き出したような人になるために、自分は今日何を始めるかを考えましょう。
<「やってみよう!」③>
・ユーチューブチャンネルを立ち上げる
・SNSでバズりそうな企画を考えてみる
・マスコミ業界への転職(就職)を考える
3−2.社長と話したい
繋がりたい人の例が雲の上の人過ぎて極端なため、もう一例、年に1回程度しか会わない自社の社長と話をしたい、と思っている場合で考えてみましょう。
<「やってみよう!」②>
・幹部または幹部候補
・自社の課題解決をしてくれる人
・自社の業績貢献に大きく寄与した人
・win-winの関係になる他企業責任者
・社長が持てない知識スキル経験を持っている人
<「やってみよう!」③>
・自社の課題とは何か考える
・幹部に当たる人の課題解決をサポートする
・会社で自分が一番になれる分野を探す
・周りの人とは違う仕事の仕方をしてみる
・経営に関する書籍を読む
4.まとめ
ツイッターやインスタグラムなどのSNSを使っていると、簡単に「フォロー」することはできても「フォロワー」を増やすことは容易ではありません。それは「相手にとって自分自身がどれだけ魅力的な人物かどうか」がポイントで、それなくして人はついて来ないということです。年齢を積めばいろんな経験をするし、他人が持っていない自分の魅力的なものとは何かが分かってきます。
人脈を作るにあたり「与えられるよりも与える人間になることを念頭に置くこと」が、人脈作りのスタートラインに立つということに等しいのです。
今回はビジネスシーンでの人脈作りをイメージしましたが、「友達作りのための人脈作り」であっても考え方は同じです。相手にとって自分自身が魅力的に映っているかどうか。それはあなたの「お金」かもしれないし、「美貌」かもしれないし、「優しさや思いやり」かもしれません。どれであったとしても相手に魅力を与えていることには変わりありませんし、あなたがその人と友達になりたいと思うのであれば、それは既に可能です。
人脈作りの原理原則をよく考えてみましょう。
参考文献
熊谷正寿『20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則』大和書房、2005年
無理な人脈づくりは意味がない。まず自分自身を磨くことが大切。相手にメリットを与えることができなければ、相手から何も得ることはできない。
渡邉美樹(ワタミ株式会社創業者)
まさしく人脈とは、新しい情報、出会い、感動を食べ物にして大きくなっていく互助グループなのです。こういう人脈をつくりあげていく方法は、まず自分が与える人になることです。自分の人脈には、お金、友情、信用、情報を一〇〇パーセント与えることです。
本田健
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