第39回【目標を行動に移す方法】達成の第一歩を考えよう|ワークショップで今すぐできる具体的行動アイデアを発見

目標達成の第一歩
もんとり
もんとり

目標を立てたけれど、なかなか実行に移せない。いつの間にか風化してしまう。本気になれない。などの悩みがある人は多いと思います。大きい目標も小さな目標もまずは今できることを考えることから始めましょう。今回の「やってみよう!」はきっとあなたの役に立つでしょう。

こんな人に読んでほしい

・自分の目標を行動に移せない人
・やりたいことがあるけど何から手をつけていいか分からない人
・仲間と目標を共有したい人

やってみよう!

(推奨人数:5人以上)

①それぞれが今の自分の目標を書く。
②その紙を右隣の人にわたし、渡された人はその目標を支えるために今この場でできる行動を考えて書く。
③それを右に回し、同様のことをする。
④最終的に回ってきた自分の紙には、いくつかのアイデアが書かれているのでそのうちの一つを実際に実行してみる。

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1.ポイント:目標を支える行動を

「何か目標を設定したときには、すぐにそれを支える行動をしよう」

お金をためる、と決めたらすぐに財布の中の小銭を貯金しよう。痩せる、と決めたらその場で腕立て伏せをしてみよう。ただしそうすることで、自分は選んだ目標が実現に向かっているということを認識できるようになる。

人は何かを目指すときに進歩があるかどうかを確認したいという欲求がある。少しずつでも何か行動を起こしている、という実感を常に持つ必要がある。

2.必要な準備

事前準備

行動できていない個人の目標を考えてきてもらう

用意するもの

・目標シート
(1枚の紙に「目標」と「今できる行動」が書けるようにする)

3.参考例:今できることとは?

どんな目標を立てる時も、まず今ここでできることを考えましょう。
家に帰ってから、ではなく、今ここで、です。

目標:料理ができるようになる
今できる行動:料理アプリをスマホに入れる
目標:健康のために定期的に運動をする
今できる行動:具体的に何の運動をするか決める
目標:TOEICで700点台をとる
今できる行動:今から書店に寄って1冊テキストを買う
目標:株式投資で老後資金2,000万を積み立てる
今できる行動:証券口座を開設する
目標:職場以外の人脈を作る
今できる行動:twitterにアカウントを作り、興味のある人をフォローする。

このように、今すぐにでも行動に移せることを考えます。

4.まとめ

今回の「やってみよう!」は、自分一人ではやらないようにしましょう。自分が立てた目標に対して行動に移せていないから今の自分があるのであって、何をしたらいいか分かっていれば苦労はしていないでしょう。また、自分の目標を仲間と共有することによって、自分自身が宣言したことになりますし、仲間から今すぐできることのアドバイスを貰えることが行動へのモチベーションにもつながります。

目標設定の方法として、以前に「目標は3段階で立てよう!」という記事を書きました。自分自身では絶対に達成できると思っている目標でも、いざ今何をやるべきか、がないと絶対が絶対でなくなることもあります。とにかく「今」何をやるべきかに焦点を当て、今すぐにでも取り掛かれることを今すぐやりましょう。

この記事を探求できるおすすめ書籍5選

『すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法』菅原洋平

作業療法士である著者が、脳科学に基づいた行動力の高め方を解説した一冊です。この記事では「目標を立てたけれど、なかなか実行に移せない」という悩みを取り上げていますが、この本ではその原因が性格ややる気ではなく、脳が「すぐやる」モードになっていないだけだと説明しています。特にこの記事で強調している「今すぐできること」「今ここでできること」という発想と一致しており、脳の仕組みを利用して、気合いや根性に頼らずに自然と行動できるようになる具体的な方法が満載です。使ったものを元に戻す、次の作業に手をつけてからやめる、すぐやる人の真似をするなど、すぐに実践できる37のコツが紹介されています。

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』大平信孝

25万部を突破した大ベストセラーで、先延ばしを科学的になくす技術を解説しています。この記事では「何か目標を設定したときには、すぐにそれを支える行動をしよう」というメッセージを伝えていますが、この本ではアドラー心理学や脳科学に基づいて、やる気に頼らず行動するための具体的なコツを豊富なイラストとともに紹介しています。特に「行動に初速をつける方法」「小さなステップに分ける」という考え方は、この記事で紹介している「料理アプリをスマホに入れる」「今から書店に寄って1冊テキストを買う」といった今すぐできる行動アイデアと深く繋がります。巻末には目標を着実に実現するための振り返りノートの書き方も付録としてついており、実践的な内容です。

『最高の結果を出す 目標達成の全技術』三谷淳(

目標達成を精神面と行動面の両方から体系的に解説した、非常に分かりやすい一冊です。この記事では「自分が立てた目標に対して行動に移せていないから今の自分がある」という洞察をしていますが、この本ではコンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンという概念を使って、どこに身を置けば目標達成できるかを明確に説明しています。また、利他的な要素、数値化、逆算、段階を踏んだプロセス、PDCAサイクルによる修正など、なんとなく行動してしまわない方法が説得力を持って書かれています。この記事で紹介している「今すぐできる行動を考える」という第一歩を、より包括的な目標達成のフレームワークの中に位置づけて理解できる内容です。

『目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣』嶋津良智

ダメダメサラリーマンから起業し、上場企業の社長になった著者の経験をふんだんに交えながら、目標達成の手順を紹介した書籍です。この記事では「自分一人ではやらないようにしましょう。自分の目標を仲間と共有することによって、自分自身が宣言したことになる」というワークショップの重要性を伝えていますが、この本では「人の巻き込み方」についても詳しく解説されています。特に「達成する人は行動目標を管理し、ダメな人は結果目標を管理する」「達成する人は低い目標を立て、ダメな人は高い目標を立てる」という対比は、この記事で紹介している「今できる小さな行動」を重視する姿勢と一致しています。

『目標達成の技術』青木仁志

37年間にわたる著者の知見をもとに、誰もが理想の人生を送るための具体的な技術を提供する一冊です。この記事では「人は何かを目指すときに進歩があるかどうかを確認したいという欲求がある。少しずつでも何か行動を起こしている、という実感を常に持つ必要がある」と伝えていますが、この本ではまさにその思考を現実化させるための思考法、原理原則、行動技術が体系的に解説されています。受講者数25,000人を超える人気講座の多様なワークも盛り込まれており、単なる理論だけでなく実践を通じて目標達成の技術を身につけられます。この記事で引用しているウォルト・ディズニーの「何かを始めるためには、しゃべるのをやめて行動し始めなければならない」という言葉とも深く共鳴する内容です。

参考文献

アンソニー・ロビンズ『人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン』成甲書房、2005年

コトバのチカラ

何かを始めるためには、しゃべるのをやめて行動し始めなければならない。
ウォルト・ディズニー


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