第40回【能力を発揮できる職場作り】理想の職場を考えよう

理想の職場作り
もんとり
もんとり

面接で「あなたは職場に求めるものがありますか?」という質問をします。ある人は分からないことを気軽に聞けるコミュニケーションが良好な環境といい、ある人はボトムアップでやりたいことが通りやすい環境といいます。物理的にトイレが綺麗とか、パソコンは最新のものがほしいという人もいるでしょう。人によって職場に求めることは違いますが、誰しも理想の職場のイメージは持っているものです。どうしたら少しでも理想に近い職場環境が作れるか話し合ってみましょう!

こんな人に読んでほしい

・職場をより良くしたい人
・社員の声を聞きたい経営者の人
・いつも職場の不平不満を言っている人

チームビルディング

①指定時間内にそれぞれが思う「理想の職場環境」について絵を描く
②終わったあとに効果が高そうなものに投票する。
③その投票結果を踏まえて、理想の職場環境を作るためのアクションプランを策定する。

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1.アクティビティのポイント:能力を発揮できる環境作り

能力を発揮するというのは能力が発揮できる環境に身をおく、ということです。それだけ環境は能力に影響を与えます。学問やスポーツも同様で、常にテストで上位に入れる学校に通うよりも、周りとしのぎを削り切磋琢磨できるレベルの高い学校に通う方が能力は高くなるでしょう。日本を飛び出て外国で学ぶというのもよくある話です。

2.アクティビティに必要な準備

事前準備

それぞれが置かれている職場環境の変えたいポイントをいくつか考えてきてもらう。

用意するもの

・理想の職場環境を描ける紙
・投票用紙
・ペン
・アクションプランをまとめる用紙

3.アクティビティの参考例:職場での改善内容

職場における改善内容は、以下のようなポイントが挙げられます。

・人間関係に関するもの
・職場の制度に関するもの
・日常の業務内容(質・量)に関するもの
・職場で使用する物品などに関するもの
・自己成長やキャリアアップに関するもの

集まるメンバーによっては、影響を及ぼすことができない領域もあると思いますので、上記のような改善ポイントに絞ってアクティビティを行ってみるとよいでしょう。

4.まとめ

理想の職場を追求するなら、転職が一番と思う人もいるでしょう。たしかに今の職場を変えるよりも新しい職場を探す方がよっぽど簡単ということもあり得ます。今の所属する組織がどんなに頑張っても変わらないと思っているのであれば、とっとと転職するに越したことはありません。でも、今の職場をより良くしたい、今一緒に働いている仲間と一緒に喜びを増やしたいと思えるのであれば、アクションプランまで考えてみましょう!

組織なので何かを変えようと思えば、お金の問題も出てきますし、上司や決裁者とのやりとりが必ず発生します。一人ではなかなか行動できないことも、仲間と一緒に立てたプランであれば大きな岩も動かせるかもしれません。仮にそのプランが実現しなかったとしても、そのあなたの行動が将来の自信につながることは間違いありません。

参考文献

ブライアン・コール・ミラー『15分でできるチーム・ビルディング・ゲーム』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2005年

コトバのチカラ

場を選べ、人は場に染まる。
為末大

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