第6回【相手の興味をつなげるプレゼン術】予告スピーチをしてみよう

予告スピーチ
もんとり
もんとり

いかに相手の興味を惹く話ができるか。プレゼンテーションをするとき、誰かの前で話をするときに使えるテクニックを練習しましょう。

こんな人に読んでほしい

・相手を惹きつけるプレゼンをしたい人

・営業トークを磨きたい人

・人前でのスピーチが苦手な人

やってみよう!

(推奨人数:5人以上)
①1人1分で全員スピーチをする。題材はなんでもよい。
②ただし、そのスピーチは必ず予告をして終わる。
③例えば「…というわけですが、続きはまた」といった具合に。
④全員終わった後、どの人の話が一番聞きたいかを理由とともに一人ひとりが発表する。

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1.ポイント:後に興味をつなぐセリフ

「この秘訣は、次の回で説明します!」
「これについてあと5分後にお話します。」
「次のような3つのことが明らかになったのです」

というように、後に興味をつなぐようなセリフを散りばめておけば、自分の話に引き込むことができる。ちょっとしたテクニックだが、知っているのと知らないのでは大きな違いがある。

最近は少なくなったが、「続きはウェブで!」という導線も同じことをしている。CMでいかに視聴者に対し興味を惹かせるか。その先を知りたいと思わせることが大切です。

2.必要な準備

事前準備

参加者には相手の興味を惹きそうな1分間スピーチを考えて来てもらう。

用意するもの

なし

3.参考例:著者のプレゼン例

私が学生のときの就職活動は、就職氷河期がようやく抜けたか?というくらいの時期で、今のように学生の売り手市場ではありませんでした。田舎者の私は、一流大学出でもなく、情報が集まる都会へがむしゃらに行ったり来たりしながら就活をしていました。移動手段は主にフェリー、夜行バス、格安飛行機です。当時の地方学生の就活費用はバカにならないくらいかかっていたと思います。スマートフォンやオンライン面接がある今の時代がとても羨ましいです。

企業説明会・面接は、それこそ数え切れないほど受けました。すごい数の説明会を受けた中で、とある会社の社長が伝えてくれた言葉が今でも強く印象に残っています。

「これからの時代、社会に出たときに必要な力は3つある。この3つの力はどんな仕事をするにしても求められるようになるだろう。」

その3つの力のうち、1つ目は「語学力」、2つ目は「パソコンスキル」でした。私自身、この2つは大学時代に培ったものがあり十分に自信がありましたが、3つ目の力は全然なかったので、少しずつ身に付けていこうと決心し、社会人になってからも意識して触れるようにしたり、資格を取ったりしました。

さて、この3つ目の力とは何だったでしょうか。そろそろお時間が来てしまいましたので、この話は次回にお話させていただきます。

4.まとめ

人に対して何かをプレゼンするシーンでは、意識しておきたいテクニックです。話の内容にいかに興味を持たせるかは、特に営業職には求められるスキルです。どんな話でも話の構成次第で伝わり方が大きく変わります。

題材によっては、人を惹き付けやすい話題もあるため、お題を1つに縛ったトークの練習をすると、学びはより多いかもしれません。もっと聞いてみたい!という話し方ができるように営業ロープレに盛り込んでみてもいいですね。

参考文献

内藤誼人『パワープレイ―気づかれずに相手を操る悪魔の心理術』ソフトバンククリエイティブ、2002年

コトバのチカラ

学問のもとは、好奇心。好奇心を育てるようにしておけば、優れた人物も、自然に育ってくる。
– 星新一 -(日本の小説家、SF作家)

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