第33回【あなたの名前の広め方】レポートを発信し続けよう|調査書・報告書の継続発行で知名度・信頼度を急上昇させる手法

もんとり
もんとり

名前を広めるもっともいい方法は、市場に報告書や調査書を出すことです。メディアは数字が大好き。当社比◯%アップ!とか独自で◯千人にアンケートを取った結果によると…とか、自分(自社)だけが持っている知識やリソースを使って世間にレポートを出し続けることが名前を広める起爆剤となります。

こんな人に読んでほしい

・自分の名前を世間に広めたい人
・自分の会社の名前を世間に広めたい人
・組織の中で所属期間が浅い人

やってみよう!

①メディアの友人を一人見つける。
②マスメディアでなくても、社内の社内報を作っている人でもいい。
③ブログをやっている人でもいい。
④その人たちから「取り上げたい情報、取り上げたくない情報」を聞き出してまとめる。
⑤それをレポートとして発行してみる。

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1.ポイント:会社レポートの発行

ニューヨークの最大手不動産会社のコーコラングループの創設者バーバラ・コーコランは、彼女が仕事を通じて得られた情報と知識を活かし、ニューヨーク不動産の最新動向に関する調査書をまとめた「コーコラン・レポート」を毎年発行しました。すると、The New York Timesをはじめとする主要メディアがそのレポートを引用し始めたことにより、会社の知名度と信頼度が急上昇!コーコランは不動の地位を確立したのです。

さて、あなたやあなたの会社が世の中に名を広げるために発行すべきものはなんでしょうか?

2.必要な準備

事前準備

連絡が取れて話を聞けるメディアの人や広報の仕事をしている人、ブログを継続的に書いている人(知人友人・取引先等)をリスト化しておく。

用意するもの

「取り上げたい情報、取り上げたくない情報」をメモしておくツール

3.参考例:身近な情報発信を

新人で今の会社に入ったとき、同期でプロジェクトを組み、週3回の社内報を作っていたことがあります。その名も「NMK Times」(発行者3人の苗字頭文字から取りました)。

その内容は「週末の街のイベント+お天気情報」「コーヒーの豆知識」「パソコンショートカットの使い方」「公開映画情報」「お花見スポット」「紅葉スポット」「ビジネス系書籍や雑誌、メルマガから学んだこと」など様々です。

自分の得意や興味を活かし、みんなの役に立つ情報発信を新人が行うということで、すぐに社内で名前を覚えてもらえたのはもちろん、個性的な発信内容で発信者の人柄もうまく社内に伝わりました。

4.まとめ

今は個人でも自由に情報発信できる時代です。約30年前はインターネットはまだ普及していなかったですし、ホームページを作れる人だけが自己発信をしていました。その後、ブログやSNSサービスができましたが、ほんの15年前まではガラケーしか出回っていません。

それが今はブログはもちろん、YouTube・TikTok系の配信動画サービス、TwitterやInstagramを使って、映像や文字、写真画像を数秒で世界に発信できます。

何でも発信できる今だからこそ、何を発信するかはとても重要なことです。自分の強みを追求するのと同時に、世間がどのような情報を求めているのかにアンテナを張り続けましょう。そしてそれを発信し、継続することです。

まずはあなたのことをよく知らない身の回りの小さなコミュニティから始めてみませんか?きっと効果を実感できるはずです。

この記事を探求できるおすすめ書籍5選

『自分を最高値で売る方法』小林正弥

「何もない状態から1か月後に月収210万円を達成」という驚異的な実績を持つ著者による、情報発信とセルフブランディングの決定版。この記事のテーマである「レポートを発信し続けよう」「自分の名前を世間に広めたい人」に最適な一冊です。本書の核心は「自分の価値を高額で商品化する」手法で、この記事で紹介している「自分(自社)だけが持っている知識やリソースを使って世間にレポートを出し続ける」というアプローチと一致します。継続的な情報発信の重要性を、具体的なメソッドで学べます。

『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』ピーター・モントヤ、ティム・ヴァンディー

パーソナルブランディングの古典的名著。この記事のテーマである「名前を広めるもっともいい方法は、市場に報告書や調査書を出すこと」を、パーソナルブランド構築という観点から体系的に学べます。本書の特徴は、継続的な情報発信がなぜブランド構築に効果的なのかを理論的に説明している点。この記事で触れている「コーコラン・レポート」のような成功事例を、自分のビジネスに応用する方法が満載です。個人がメディアになる時代の必読書です。

『ブランディングの教科書 ブランド戦略の理論と実践がこれ一冊でわかる』羽田康祐

外資系コンサルティングファームと広告会社で培った知見を盛り込んだ、ブランディングの決定版。この記事のテーマである「会社の知名度と信頼度が急上昇」を、ブランディング戦略として深く理解できます。本書の核心は「論理的な納得性と直感的な腹落ち感」の両面からブランディングを解説している点。この記事で触れている「メディアは数字が大好き」「自分だけが持っている知識やリソースを使う」というアプローチを、戦略的に実行する方法が学べます。企業ブランディングにも個人ブランディングにも応用できる実践書です。

『人を動かす 改訂文庫版』デール・カーネギー

邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。この記事のテーマである「名前を広める」を、人間関係の原則から学べる不朽の名著です。この記事で触れている「NMK Times」という社内報を発行して社内で名前を覚えてもらった事例は、本書で説く「人に好かれる六原則」の実践例そのもの。特に「誠実な関心を寄せる」「相手の関心を見抜いて話題にする」という原則は、この記事の「世間がどのような情報を求めているのかにアンテナを張り続ける」というメッセージと一致します。情報発信の本質を人間心理から理解できる名著です。

『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り』宗像淳、亀山將

「いちばんやさしい」シリーズのコンテンツマーケティング版。この記事のテーマである「レポートを発信し続けよう」を、コンテンツマーケティングという体系的な手法として学べます。本書の核心は「宣伝ではなく、役立つ情報を継続的に発信することで顧客を育てる」という考え方で、この記事の「自分(自社)だけが持っている知識やリソースを使って世間にレポートを出し続ける」というアプローチと一致。この記事で紹介している「週末の街のイベント+お天気情報」「コーヒーの豆知識」といった社内報の内容を、より戦略的なコンテンツマーケティングとして発展させる方法が学べます。初心者にもわかりやすく、今日から実践できる内容です。

参考文献

成毛真『新世代ビジネス、知っておきたい四賢人版マーケティングの心得』文春ネスコ、2002年

コトバのチカラ

格好だけ、世間にうまく売り込んだだけの一流を相手にしても意味はない。たとえマスコミに知られない無名の人でも、自分を貫いて生きている人がいたら、そういう人を見つけて付き合うことだ。
岡本太郎


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