第46回【人生を後悔しない裏技】次の世代の本を読もう|将来の悩みを先取り解決する実践法

もんとり
もんとり

人生に正解はない。後悔したくなくても「若い時に◯◯をしていればよかった」と後悔するものです。ただ少しでも後悔しないようにする方法が目の前に転がっているであれば、人生を有意義に過ごすために活用しない手はありません。

こんな人に読んでほしい

・年を取ることに焦りを感じている人
・将来が不安で何をしたらいいか分からない人
・先人の生き方を学びたい人

やってみよう!

(推奨人数:5人以上)

①同じ世代で集まる。
②次の世代の本をそれぞれに渡す。
(同じ本でなくても構わない)
③期限内にその本を読み「今」できることをそれぞれまとめる。
④まとめたら再び集まり、発表する。
⑤発表を聞いて「今」何ができるかその場で公言する。

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1.ポイント:次の世代の本を手に取ろう!

世の中には『◯代のときにしておきたいこと』のような本がたくさん出ています。ほとんどの人は、30代、40代、50代になった後、ふと自分の人生に悩み、振り返った時に、自分が今置かれている世代の本を手に取ります。

しかし、それでは既に悩み始めた後に本を読み始めることになり、何か始めないといけないという焦りの中で考え始めることになります。今回の「やってみよう!」は、そうなる前にあらかじめ次の世代の本を読むことで、自分自身が置かれるであろう次の世界を知ることができ、そこから「今」の自分にできることを考え、まだ見ぬ未来を作るきっかけになるものです。

2.必要な準備

事前準備

同じ年代で集まれるようにチームを組んでおく。

用意するもの

・集まる年代の次の世代の本(人数分)

3.参考例:おすすめ書籍

◯代のときにやっておけ本はたくさん出ていますが、長く愛されている本や最近出た話題の本をピックアップしましたので、参考までにお使いください。

10代の方におすすめ20代の本

本田健『20代にとって大切な17のこと』きずな出版、2021年

F『20代で得た知見』 KADOKAWA 、2020年

永松茂久『20代を無難に生きるな』きずな出版、2020年

四角大輔『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』きサンクチュアリ出版、2012年

川北義則『「20代」でやっておきたいこと』三笠書房、2010年

20代の方におすすめ30代の本

本田健『30代にしておきたい17のこと』だいわ文庫、2010年

永松茂久『30代を無難に生きるな』きずな出版、2019年

大塚寿『30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』ダイヤモンド社、2011年

人生戦略会議『図解28歳からのリアル 人生戦略会議』WAVE出版、2008年

30代の方におすすめ40代の本

本田健『40代にしておきたい17のこと』だいわ文庫、2011年

いれぶん『40代から手に入れる「最高の生き方」 今すぐ知っておくべき人生を左右する「やっていいこと」「わるいこと」』KADOKAWA、2022年

尾石晴『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022年

大塚寿『40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』ダイヤモンド社、2011年

40代の方におすすめ50代の本

本田健『50代にしておきたい17のこと』だいわ文庫、2012年

出口治明『「働き方」の教科書「無敵の50代」になるための仕事と人生の基本』新潮社、2014年

しょ~こ『「不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり!』主婦の友社、2022年

4.まとめ:先を見るのは怖くない!

親やマネージャーにならないと分からない悩みや問題があるように、その年代にならないと見えない景色はあります。その年代にならないと分からないこともあります。家族の悩み、子育ての悩み、仕事の悩み、お金の悩み、健康の悩み、老後の悩みなどなど、いざ我がごとして直面しないと分からないことはあります。

しかし、多くの人がこの年代になるとこういう悩みを持つという人生論は不変的なものです。いずれ悩むことになるかもしれないことを今から知っておくことは、今から備えることもできるし、悩むことすら無くすこともできるでしょう。

人生の先輩はどういうことで悩むのか、これから自分自身の未来を見るようでちょっと怖い気もしますよね。でも年を取った後に振り返って「あぁ〜◯◯をやっておけばよかった〜(涙)」なんてことになる方がよっぽど怖いものです。これからの有意義な10年を送るために、まずは今の数時間で知見を広げてみましょう。

この記事を探求できるおすすめ書籍5選

『後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法』マーク・マチニック

16万部を突破したベストセラーで、後悔から訣別し素晴らしい人生を手に入れるための具体的な方法を紹介しています。この記事では「若い時に◯◯をしていればよかったと後悔するもの」という言葉がありますが、この本では愛する人ともっと一緒に過ごせばよかった、働きすぎずに休暇をとって人生を楽しめばよかった、自分の本当の気持ちにしたがって生きてみたかったといった、多くの人が抱える典型的な後悔を取り上げています。5つの基本方針(自分の思いに素直になる、一日一日を大切に生きる、現状を打ち破る、困難に挑戦する、良心にしたがう)から構成されており、この記事で提案している「次の世代の本を読んで今できることを考える」というアプローチと一致する内容です。

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

100年時代の人生設計を根本から見直す必要性を説いた世界的ベストセラーです。この記事では「次の世代の本を手に取ることで、自分自身が置かれるであろう次の世界を知ることができる」という発想を伝えていますが、この本では教育・仕事・引退という3ステージの人生が機能しなくなった現代において、人間の生涯を俯瞰して見る重要性を説いています。特に「その年代にならないと見えない景色」を先取りして理解し、今から備えることの価値を、学術的な裏付けとともに解説しています。20代、30代、40代、それぞれの世代が直面する課題を長期的視点から捉え直すことで、この記事で紹介している「次の世代の本を読む」という実践をより深い次元で理解できます。

『シンプルで合理的な人生設計』橘玲

前著『幸福の「資本」論』で幸福を3つの資本で定義づけた著者が、人生の成功法則について合理性を軸に解説した一冊です。この記事では「人生に正解はない。後悔したくなくても後悔するもの」という前提を伝えていますが、この本では最新の学術的知見を織り交ぜながら、現代人が自由に生きるための理論、手段、実践を突き詰めています。特に「いずれ悩むことになるかもしれないことを今から知っておく」というこの記事のメッセージと深く繋がり、感情的ではなく合理的に人生を設計することで、将来の後悔を最小限にする方法を学べます。金融、社会、人的という3つの資本を最大化する戦略が具体的に示されており、各世代が直面する悩みに対する合理的な対処法が満載です。

『死ぬときに後悔すること25』大津秀一

1000人以上の患者を看取ってきた緩和医療医が、人生の最期に人々が口にする後悔を25項目にまとめた名著です。この記事では「年を取った後に振り返ってあぁ〜◯◯をやっておけばよかった〜なんてことになる方がよっぽど怖い」と伝えていますが、この本ではまさにその「人生の終わりに感じる後悔」を先取りして知ることができます。健康を大切にしなかったこと、仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと、感情に振り回された一生を過ごしたことなど、実際に終末期を迎えた人々が語った後悔の数々は、この記事で提案している「次の世代の本」よりもさらに先、人生の最終段階を見据えた視点を提供してくれます。今何をすべきかを考える強力なきっかけになる一冊です。

『人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計』メグ・ジェイ

TED 1300万ビュー突破の注目の心理学者が「人生を決定づける10年間」の過ごし方を徹底アドバイスした全米ベストセラーです。この記事では「次の世代の本を手に取ることで、自分自身が置かれるであろう次の世界を知ることができる」という発想を伝えていますが、この本では人生を大きく決定づける出来事の80パーセントは35歳までに起こり、生涯賃金の伸びの3分の2がキャリアの最初の10年間に起こることを、データと共に解説しています。特にこの記事で伝えている「その年代にならないと見えない景色」を先取りして理解し、今から備えることの価値を、20代という重要な10年間に焦点を当てて説明しています。仕事、恋愛、脳と肉体という3部構成で、将来のキャリア、パートナー選び、妊娠適齢期など、30代になってから後悔しないために20代で何をすべきかが具体的に示されています。「20代は自由に人生を謳歌する時」という誤解を解き、この時期をいかに有効に過ごせばよいかという実践的なアドバイスは、この記事で紹介している「いずれ悩むことになるかもしれないことを今から知っておく」というメッセージと一致します。先人の研究と臨床経験に基づいた知見が詰まった、後悔しない人生を送るための必読書です。

参考文献

なし

コトバのチカラ

本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
ソクラテス


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