
・自分には趣味がないと思っている人
・履歴書の趣味欄の記入で迷っている人
・人に語れる趣味を持ちたい人
①身近な人5人に趣味を聞いてみる
②その趣味の楽しさを具体的に語ってもらう
③聞いた趣味をリスト化してできそうなものから自分でもやってみる
④軸を少しずらしながら興味を探っていく
1.ポイント:趣味=特技ではない
多くの人が勘違いしているのは、趣味は自分の得意なことでなくてはいけないと思っていることです。履歴書の趣味を書くところは「趣味・特技」欄になっており、そこには人より優れたことを書かないといけないと思い込んでしまいます。
まず趣味と特技とは同義ではなく、趣味とは「個人的に好きで嗜んでいる活動」であることを認識しましょう。
それを踏まえて趣味を考えると、「自分が好きなこと」になるのですが、それでも好きなことがない、あるいは、没頭するようなことがないという人もいると思います。ではどのように好きを見つけるのか?この記事の冒頭にある「やってみよう!」のステップを追って実践してみましょう。

(1)身近な人に趣味を聞く
自分の近くにいる人がどういう趣味を持っているのか複数の人に聞いてみましょう。人の趣味がそのまま自分の趣味になることはないですが、類友で感性が近いかもしれませんし、夫婦や恋人同士では同じ趣味を持つことも少なくありません。
(2)その趣味の楽しさを具体的に聞く
その趣味のどんなところが好きなのか、具体的に聞いてみましょう。読書であればジャンルや作家、映画であればジャンルや監督、俳優など、料理であれば得意な料理やテクニックなど掘り下げて聞いてみてください。ほとんどの人は自分が好きなことを話すのは気持ちが良いものなので、快く教えてくれるでしょう。その趣味を持ったきっかけを聞くのもヒントになるかもしれません。
(3)聞いた趣味をリスト化して、できそうなものをやってみる
人の趣味が自分の趣味になるかは、やってみないと分かりません。興味がないから「ふーん、そうなんだ。」で終わってしまっては何の意味もありませんので、興味がなくてもできそうなことをやってみましょう。複数の人が趣味にしていることから初めてみてもよいです。
(4)軸を少しずらして興味を探る
初めは完コピしてみて、そこから少し軸をずらします。例えば、読書のジャンルや作家を変えて読んでみる。映画のジャンルや製作国を変えてみる。難易度を下げた料理を作ってみるなど、その趣味のなかにある軸をずらしてみましょう。そうすることで自分自身が好きかもと感じるポイントが見つかるかもしれません。

2.必要な準備
3.参考例:多くの人が惹かれるものに触れてみる
いきなり人に趣味を聞くなんてできないよ、という方は、世間に目を向けてみることも効果的です。
(1)ネットランキングや店頭をチェックする
どんな商品も売れ筋ランキングがあり、店舗に行けば店頭には売れている商品が並んでいます。
例えば書籍で考えると、書店の店頭に並べられた本を眺め、興味がなくてもその中からいくつか選んで読んでみましょう。世間で流行っているものは何かしらの理由があり人々が惹かれているものです。気づいたら自分もハマっていたという可能性も高いでしょう。

ここで1点注意すべきは、特にネットは広告費でランキングが操作ができること。面白くないものでも広告費で流行っているようにみせることができるため、本当に流行っているのか複数のサイトでチェックするなどしてください。
(2)手当たり次第やってみる
それでも面倒くさい!という方は、以下のリストからとりあえずできそうなことをやってみてはどうでしょうか?
・自分が生まれる前の名作映画を観る
・人気のゲームをプレイする
・料理アプリを入れてできそうなものを作る
・神社、仏閣、城巡りをする
・美術館や博物館巡りをする
・裁判を傍聴する
・ミュージカルやクラシックコンサートに行く
・日本芸能に触れる
・楽器に触れる
・スポーツ観戦を生で観る
・お笑いを観に行く
・一人カラオケに行く
・スキルが身に付く資格スクールに通う
・プログラミングを学ぶ
・語学を学ぶ
・ホームパーティーをする
・安価なワインの飲み比べをする
・行ったことがない土地へ一人旅をする
・キャンプやグランピングをする
・温泉やサウナに入る
・ヨガやピラティスをする
・スキューバダイビングや登山をする
・植物を育てる

4.まとめ:履歴書に書く趣味は個性が表現できるものを
履歴書に書く趣味は、就職・転職に有利かという視点で考えず、面接などでその趣味について聞かれた時に熱く語れるか、という視点で書きましょう。もちろんパチンコなどのギャンブル性や中毒性のあるものは、どれだけ熱く語れてもマイナスに捉えられることもあるので注意してください。
さて、冒頭にも書いたように趣味は「個人的に好きで嗜んでいる活動」です。好きがない人なんていませんし、どんなものでも好きであれば趣味になります。
好きを見つけるまでは少しだけ好奇心を持って、ちょっとだけでもやってみようという気持ちが大切です。好きであればそのことをもっと知りたいと思うもので、好きが見つかれば後は自然と膨らんでいきます。ひいては好きから始まった趣味が鋭く尖り、自分自身の個性を表現するものに変わります。読書一つ取っても、何でも読みますという人より、この作家のこの作品が一番好きで、こういう描写やストーリー、文体も好きなんです!という人の方が魅力的に感じませんか?

趣味は焦って無理に探すものでもないため、日頃からほんのちょっとの好奇心を持って、いろんなものに触れていきましょう。触ってみて楽しくなければすぐに止めればよいですし、大切なことはまずはやってみることです。是非、自分の個性が表現できる趣味を見つけてくださいね。
この記事を探求できるおすすめ書籍5選
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平
この本は「好きなこと×得意なこと×大事なこと」という公式で、本当にやりたいことを体系的に見つける方法を教えてくれます。巻末には自己分析1000問が付いており、まさに「自分には趣味がない」と思っている人が、自分の内側を深掘りして隠れた「好き」を発見できる実践書です。記事で紹介した「身近な人に趣味を聞く」というステップの前に、まず自分自身と向き合うための最高の一冊です。
『メモの魔力』前田裕二
この記事では「聞いた趣味をリスト化する」ことを推奨していますが、この本はそのリスト化を人生を変える武器に変える方法を教えてくれます。単なる記録ではなく、「なぜそれが気になったのか?」を深掘りする「抽象化→転用」のメソッドで、日常の些細な出来事からも自分の「好き」の本質を見抜けるようになります。巻末の自己分析1000問は、趣味探しだけでなく、自分という人間を丸ごと理解するための強力なツールです。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』トム・ラス、ジム・クリフトン
自分の才能を知ることで、どんな趣味が自分にハマりやすいかが見えてきます。この本は34の資質から自分の強みを「見える化」するウェブテスト付き。全世界3000万人以上が実践する自己理解の決定版で、「自分は何が得意なのか?どんな活動に没頭しやすいのか?」を科学的に知ることができます。趣味探しの羅針盤として最適です。
『好きなことだけで生きていく。』堀江貴文
「趣味がない」と悩む人の多くは、「好きなことで生きるのは非現実的」と無意識に思い込んでいます。この本は、ホリエモンがそんな思い込みをバッサリ斬り、「好きを仕事にする」ハードルを下げてくれます。この記事で紹介した「手当たり次第やってみる」というアプローチを、さらに一歩進めて「好きを発見したら、それで生きていこう」というマインドセットを与えてくれる、背中を押してくれる一冊です。
『「好き」を「お金」に変える心理学』メンタリストDaiGo
「趣味を見つけたいけど、どうせなら将来役立つものを」と考える人にピッタリの本です。好きなことを見つけ、それを極め、さらにマネタイズする「無限ループ」の作り方を心理学的に解説。記事の「軸ずらし」アプローチと組み合わせれば、単なる趣味が人生を変える武器になります。フロー状態に入る方法や、好きを収入に変えるステップが具体的に書かれており、趣味探しのモチベーションを最高潮に高めてくれます。

その好むところを見て、以ってその人を知るべし。
王陽明 「伝習録」より

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