「好意」とは、「その人に抱く親しみや好ましく思う気持ち」です。好意は「好き」という感情を抱く前の「良いと思っている」という状態を表し、関係構築の第一歩。伝える内容をちょっと変化させてみることで相手が受けるイメージは大きく変わります。
・振り向かせたい人がいる人
・顧客からの信頼を得たい営業職の人
・面接で志望理由がうまく話せない人
(推奨人数:5人以上)
①好きな商品やサービスを全員一つずつ挙げる。
②「変化の喜び」や「成長の喜び」を意識して、それらの良さを一人ずつ全員の前で説明する。
③使ってみたくなった商品やサービスに投票する。
④投票数が多かった人の伝え方を振り返ってみる。
1.ポイント:変化や成長を伝える
相手に好意を抱かせるためには、今の状態をただ伝えるよりも、過去と比べて向上してきたことを伝えた方がいい。
「前からずっと好きでした」よりも「最近とくに気になるんです」と伝えた方がいい。就職活動でも「御社のことを調べれば調べるほど惚れ込みまして…」と言い方がよいでしょう。
これは変化や成⻑による喜びに触れることが、人にとって快感だからです。
2.必要な準備
なし
・投票用紙
・ペン
3.参考例:料理アプリの魅力
今回の「やってみよう!」は、物やサービスの魅力を、自分のフィルターを通じて相手に伝える練習です。その物やサービスを使うことによって、自分自身に最近起きた変化や成長の喜びを意識して伝えてみましょう。
例えば、以下のような感じで伝えてみましょう。
4.まとめ
相手に好意を抱かせると言っても、まずは自分自身が相手に好意を抱くことが先です。自分自身が好意を抱いていることをどのように伝えて相手から好意を抱いてもらえるか、ということのヒントになればと思います。
変化して良くなったこと、成長できたことを身近な出来事を踏まえて相手に伝え、「私もあなたの輪の中に入って一緒に喜びたい」と思わせることができれば関係構築の第一歩は成功と言えるでしょう。
参考文献
ゆうきゆう『マンガ 大人の心理学-絶対相手をトリコにする心理術』オーエス出版、2003年
たとえ平凡な能力の人間でも、気が散るような娯楽や職をきっぱりとやめて、それまで学んできた計画に集中して実行するならば、目覚ましい変化を遂げて、人類の中で際立つ成功をおさめることができるだろう。
ベンジャミン・フランクリン
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