第19回【常連客になる方法】店員の名前を覚えて声を掛けよう

常連客になる方法
もんとり
もんとり

よく行くお店があって、よく顔を合わせる店員さんがいるけれど、オーダー以外の会話を交わしたことがないということはあるでしょう。よく行くお店なのであれば「常連客」と呼ばれる層に入り、そのお店に行くことがもっと楽しくなるようにしましょう!

こんな人に読んでほしい

・よく行くお店はあるけど常連客とは言えない人
・常連のお店を持っておきたい人
・仲良くなりたい人がいるお店によく行く人

やってみよう!

①常連になりたいお店をリストアップする。
②お店に行き、注文を取る店員さんの名札を見る。
③注文時に「◯◯さん、今日はよろしくね」と声を掛ける。

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1.ポイント:名前を覚える習慣を

人事として学生の採用面接をする時に、接客業の一番のやりがいを聞くと「自分の名前を覚えてもらえること」という人は多いです。名前を覚えてもらえたり、その上でありがとうと言ってもらえたりする記憶は深く残るのでしょう。

名前を覚えることは、信頼関係を築く第一歩です。その上で、今日の接客は◯◯さんに任せるねと言われれば、誰も悪い気はしないでしょう。接客業をしている人は少なくとも「人とコミュニケーションを取りながら仕事をしたい」とか「人からありがとうと言われる仕事をしたい」とか対面でお客様とのやりとりすることを楽しく感じている人が多いです。

この人は私の名前を覚えてくれているということで、接客にも熱が入りますし、まずは名前を呼んでコミュニケーションを取ってみましょう。その後は、例えばそのお店が飲食店であれば、料理を持ってきてくれる時に「おいしいですね」と笑顔で話しかけることや、帰る時に「今日はありがとう、また来るね」と感謝の気持ちを伝えることで会話が広がっていくでしょう。

2.必要な準備

事前準備

特になし

用意するもの

・ノート(スマホ代用可)
・ペン

3.参考例:名前のチェック方法

お店では必ずしも店員さんが名札を付けているとは限りません。名前が分かれば上述したように会話を始めることができますが、分からない場合はどうしたらよいでしょうか。

・公式ホームページに社員紹介がないか見てみる
・レシートをもらい、レジ担当名が書かれていないか見てみる
・あえて領収書をもらい、印鑑などで名前を知る
・お店のSNSやブログなどがないか探してみる
・予約の電話などで知る

他の方法としては、上記のようなやり方もありますが、確実ではないことと、やっぱり直接お店でさりげなく聞けるのが一番よいです。

4.まとめ

今回の「やってみよう!」は「店員さんの名前を覚えて常連客になろう」ということがテーマですが、そこまでして常連になるメリットってあるの?と思われる方もいるでしょう。

常連客になることの一番のメリットは「贔屓されること」です。贔屓というとネガティブワードに聞こえますが、お店としては一度きりのお客様より、何度も何度も来てくれるお客様(リピーター)を大切にするのは自然なことです。例えば、ポイントカードも贔屓の一種ですよね。何度も来てもらいたいからよく買ってもらっているお客様には特典が付くということはよくあることです。なによりも人と人とが交わるところ、信頼関係が深くなればなるほど「相手のために何かしてあげたい」という気持ちが自然と出てくるものなのです。勘違いしてほしくないのは、贔屓されるために仲良くなるのではありません。常連になり仲良くなったから贔屓されるのです。

2021年9月現在、2020年初めから続く新型コロナの影響で長く苦境に立たされ続けている飲食業界が、再び多くのお客様とともに活気を取り戻すことを願っています。

参考文献

中村文昭『出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!』‎ PHP研究所、2008年

コトバのチカラ

良い客とは、通う店を頻繁に変えない客のことである。そういう良い客は大事にしなければいけない。一方、良い店とは、客の顔ぶれがあまり変わらない店、つまり常連客の多い店である。客が何度でも来たくなるような、魅力的な店にしなければいけない。
ながれおとや

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