・言葉の表現力を鍛えたい人
・語彙力を身につけたい人
・パーティーゲームを探している人
①カードゲーム「ボブジテン」を用意する。
②ゲームのルール説明をする。
③ゲームスタート！
１．ポイント：カタカナ語は使えない
使える言葉を制限すると、相手に何かを伝えるときにまず頭を使います。言葉の通じない外国に行ったことがあれば、食事をするにも物を買うにも、お店の人に知っている言葉で何とか伝えようとするでしょう。言葉にする前に考えることができる能力は人間に与えられた特権です。考える訓練をしたら相手にどうしたら伝わるか、どういう言葉を使えばよいか、どういう表現の仕方がよいか、自然と伝える力が身についていきます。
ゲーム概要（出典引用：ClaGla公式サイト）
ボブは辞典に載せるカタカナ語を使わないで説明します。 みんなは、ボブが何の説明をしているか答え、ボブジテンを完成させましょう。
プレイ人数：3～8人／プレイ時間：約30分／対象年齢：10歳～
ゲームルールとポイント
日本語勉強中のボブが、カタカナ語辞典の「ボブジテン」を完成させることがこのゲームの目的です。お題カードに書かれた6つのカタカナ語から指定されたカタカナ語を「カタカナ語を使わずに」説明します。
各プレイヤーは1度だけ回答のチャンスがあります。正解したプレイヤーとお題を出したプレイヤー両方にポイントが入ります。次は正解したプレイヤーがお題を出す番となります。
誰も答えられなかったら、お題を出したプレイヤーは再チャレンジです。もしお題を出すプレイヤーが説明するときにカタカナ語を使ってしまったら、初めにカタカナ語を使用したことを指摘したプレイヤーにポイントが入ります。
一番ポイントを得たプレイヤーがゲームの勝者です。
２．必要な準備
以下のいずれかの「ボブジテン」を用意しましょう。
・カードゲーム「ボブジテン」
・カードゲーム「ボブジテンその２」
・カードゲーム「ボブジテンその３」
それぞれの「ボブジテン」でお題が違うことはもちろん、カードの中にはカタカナ語が使えなくなるだけでなく「単語しか使えない」「身振り手振りしか使えない」「送り仮名を含むひらがなを一切使わない漢字のみしか使えない」など特殊カードも含まれています。
３．参考例：ボブジテンをやってみよう！
カタカナ語は使っちゃダメってどういうこと？という方へ参考例です。文字で書くのは簡単ですが、実際に言葉で説明するのは何倍も難しいです。以下はくどいほど説明していますが、一番早く答えられた方にポイントが入りますので、回答するプレイヤーは途中で答えても構いません。
お題１：何を説明しているでしょうか？
卵の黄身と植物油を主原料とした白色または薄黄色の調味料です。酢や塩、砂糖なども加えて作られ、滑らかで濃厚な質感が特徴的です。この調味料は、卵黄に含まれる乳化剤の働きによって油と水分が混ざり合い、とろりとした粘り気のある状態を保ちます。味は酸味と油分による深い旨味があり、様々な料理に使用されます。
日本では野菜の和え物にかけたり、食事用の焼いた小麦粉製品に塗ったり、芋や卵を使った和え物の具材をまとめるのに使われることが多いです。また、お好み焼きやたこ焼きの上にかける白い調味料としても親しまれています。
冷蔵保存が必要で、開封後は比較的早めに使い切ることが推奨される食品です。手作りする場合は、卵黄に少しずつ油を加えながら泡立て器で混ぜ続けることで作ることができます。
（※回答はページ下部にあります）
お題２：何を説明しているでしょうか？
軽量で柔らかい合成樹脂製の履物です。穴が多数開いた独特の形状をしており、通気性に優れています。この履物は、足全体を包み込むような形で、かかと部分には固定用の帯が付いています。素材は弾力性があり、水に濡れても問題なく、洗いやすいという特徴があります。
色は様々で、明るい色から落ち着いた色まで豊富に揃っています。軽くて歩きやすく、医療従事者や料理人など長時間立ち仕事をする人々に愛用されています。また、庭仕事や海辺での活動、普段履きとしても人気があります。
履物の表面には小さな穴が規則的に配置されており、これにより足の蒸れを防ぎ、快適な履き心地を提供します。取り外し可能な装飾品を穴に差し込んで個性を表現することもできます。
元々は船舶用の滑り止め履物として開発されましたが、現在では世界中で日常的に使用される履物となっています。
（※回答はページ下部にあります）
お題３：何を説明しているでしょうか？
窓や出入り口に吊り下げて使用する布製の覆いのことです。主に室内の光量を調節したり、外からの視線を遮ったり、部屋の装飾を目的として使われます。この布製品は、窓枠の上部に取り付けた棒や金具から吊り下げられ、左右に開閉できるようになっています。厚手の遮光性の高いものから、薄手で光を通すものまで様々な種類があります。
色や柄も豊富で、無地のものから花柄、幾何学模様まで多彩です。部屋の雰囲気や用途に合わせて選ばれることが多く、寝室では遮光性を重視し、居間では装飾性を重視する傾向があります。
取り付け方法も多様で、上部にひだを作って吊るすものや、金属の輪を通すもの、紐で結ぶものなどがあります。長さも窓の大きさに合わせて床まで届くものから、窓枠内に収まる短いものまで選択できます。室内の温度調節や防音効果もあり、生活の快適性を向上させる重要な家庭用品として広く使用されています。
（※回答はページ下部にあります）
４．まとめ
ボブジテンをプレイしてみると限られた言葉で物事を伝えることの難しさが分かると思います。そもそも物事が伝わったかどうかは相手がいなくては分かりませんし、相手がいても伝わっているかどうか分からないことの方がほとんどです。相手により分かりやすく伝えるためには、どの言葉を使えばよいか、どういう表現をしたらよいかを考えて実際に言葉にしてみることです。
本や映画でも語彙力や表現力を吸収することができますが、どんなインプットの方法にせよ、それを自分自身でどうアウトプットするかを考えて実践していきましょう。そういう点でカードゲームはインプットもアウトプットも同時にでき、楽しく自然と力を身につけていくことができるのでおすすめです。
実はまだある「ボブジテン」シリーズ
ボブジテンにはまだまだ種類があります。
・カードゲーム「イエサブのボブジテン」
・カードゲーム「ちきゅうのボブジテン」
・カードゲーム「わたしのボブジテン」
・カードゲーム「なにわのボブジテン（大阪限定）」
・カードゲーム「おおえどボブジテン（東京限定）」
・カードゲーム「どさんこボブジテン（北海道限定）」
その他のボブジテンはあまり流通しておらず、メルカリやオークションなどの個人出品で見つけることができるかもしれません。
シンプル版「カタカナーシ」シリーズ
ボブジテンのシンプル版と言えるのが「カタカナーシ」です。イベントカードやお題が増えていますので、より簡単に遊べるようになっています。
参考例の回答
お題１：マヨネーズ お題２：クロックス お題３：カーテン
出典引用
人間はその語彙を大きく超えて考えたり感じたりすることはない、といって過言ではない。
藤原正彦（数学者）
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