「仕事うまくいったみたいだね」「その服、似合うじゃないか」そう褒められたときにどう答えるでしょうか。「いやいや、たまたまラッキーだったんだよ」「そうでもないよ」と答えていませんか?今回は褒められたらいつもありがとうで返すことを癖づける練習をしましょう!
・自分に自信がない人
・いつも謙遜してしまう人
・ありがとうの力を知りたい人
(推奨人数:5人以上)
①チームで自分以外の人の褒める点を挙げる。
②終わったら順番にその人をほめる。
③どんなに照れようが「ありがとう」で返す。
1.ポイント:謙遜ではなく「ありがとう」
あなたの無意識は聞いた言葉そのままを理解する。謙遜もいいけれど、褒められたときは「ありがとう」と言おう。人生の成功者はインタビューでみな一様にこう答えている。賛辞や祝福は「ありがとう」で受けよう。
なぜ「ありがとう」で受けることがよいのかというと、褒める側の立場を考えてみると分かります。
あなたは誰かを褒めるとき、謙遜して欲しくて褒めるでしょうか?褒めたのにアイツ驕りやがって!と思うでしょうか?
心から称賛してくれたことに謙遜で返すと、相手は否定されたような気持ちになってしまいます。素直なコミュニケーションでは、素直に感謝も伝えるべきなのです。
2.必要な準備
チームを組むときは、ある程度お互いを知っている人同士にすること。
・メモ用紙(褒める点を書き込むためのもの)
・ペン
3.参考例:ヒーローインタビュー
プロ野球でのヒーローインタビューを想像してほしい。
「○○さん!本日のサヨナラタイムリーおすごかったですね!」
「いえいえ、そんなことないですよ」
という受け応えを聞いたことがあるだろうか?
やっぱりファンや視聴者が望んでいる回答は謙遜ではなく「ありがとうございます」だろう。謙遜では「そんな弱気でどうする!?」と叱責すら受けかねない。
だから褒められたり称賛されたりしたら、まずは「ありがとう」。あなただけでなく、お互いが気持ちよくなるコミュニケーションを取りましょう!
4.まとめ
日本には謙遜の文化があるので、自分がやったことに対して褒められても自信を持って「ありがとう」と言える人が少ないです。「つまらないものですが」とか「至らぬ点もありますが」とかよく聞きますよね。
自然と感謝の言葉を出せる人は自己肯定感が高く見られますし、周りからも魅力的に映ります。今は昔ほど集団に合わせる社会でもなく、個人が影響力を持てる時代です。そのような社会では、自分の強みや魅力を外に示すことが必須のスキルになっていくことでしょう。
さあ、今日から自信を持って「ありがとう!」と言ってみましょう!!
参考文献
デニス・ウェイトリー『成功の心理学―勝者となるための10の行動指針(ライフ&ビジネスシリーズ)』ダイヤモンド社、2003年
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく
松下幸之助
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