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第11回【ボードゲーム】交渉して島を開拓せよ!【カタン】|資源・戦略・会話が生み出す世界最高峰のボードゲーム

交渉して島を開拓せよ!【カタン】 ゲームから学ぼう
もんとり
もんとり

「誰か木材と羊毛を交換してくれない?レンガ2枚出すよ!」
こんな会話が自然と生まれるボードゲームがあります。それが世界中で2,000万個以上売れたボードゲームの王様「カタン」です。サイコロを振って資源を集め、道を作り、街を広げていく。ルールはシンプルなのに、一度始めると止まらない奥深さがあります。家族でも、友達同士でも、職場のチームでも、テーブルを囲んだその瞬間から白熱した時間が始まります。

こんな人に読んでほしい

・家族や友達と一緒に楽しめるボードゲームを探している人

・話し合いや交渉の力を楽しみながら鍛えたい人

・子どもとコミュニケーションを取りながら遊びたい大人

やってみよう!

①ボードゲーム「カタン」を用意する。

②ゲームのルール説明をする。

③ゲームスタート!まずは交渉を1回してみることを目標に。

交渉して島を開拓せよ!【カタン】01

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1.ポイント:交渉が楽しい島の開拓ゲーム

カタンは、1995年にドイツのクラウス・トイバー氏が考案したボードゲームです。発売と同時にドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、今や世界で最も愛されるボードゲームのひとつとして知られています。日本では「カタンの開拓者たち」の名称で長く親しまれてきましたが、2018年にタイトルが「カタン」に変更されリニューアルされています。

このゲームのいちばんの特徴は、「交渉」がゲームの中心にあるということです。サイコロを振るだけの運任せではなく、「あなたの持っている資源と、私の持っている資源を交換しよう」という話し合いが、そのままゲームを動かす力になります。上手に交渉できる人が有利になる、まさにコミュニケーションが試されるゲームです。このゲームでは以下のような力が身に付きます。

このゲームで身に付く力

交渉力・コミュニケーション力
戦略的思考・先を読む力
資源管理・計算力
状況判断力・柔軟性

ゲーム概要

無人島「カタン」を舞台に、プレイヤーたちは開拓者として島の支配権を争います。サイコロを振って資源(木材・レンガ・小麦・羊毛・鉱石の5種類)を集め、その資源で道や開拓地・都市を建設してポイントを積み重ねます。最初に10ポイントに到達したプレイヤーの勝利です。

推奨プレイ人数:3〜4人(拡張版で5〜6人も可)
プレイ時間:60〜90分
対象年齢:8歳以上

交渉して島を開拓せよ!【カタン】02

ゲームルールとポイント

① カタン島を組み立てる

六角形のタイルを組み合わせてカタン島を作ります。タイルの種類によって、産出される資源が変わります。

<地形タイル:産出される資源>
森林:木材
丘陵:レンガ
牧草地:羊毛
農地:小麦
山地:鉱石
砂漠:なし(盗賊の初期位置)

各タイルには2〜12の数字チップが置かれます。この数字がそのターンのサイコロの合計と一致したとき、そのタイルに隣接して開拓地や都市を持つプレイヤーが資源を受け取れます。6と8が最も出やすく、2と12が最も出にくいです。

② 初期配置を決める

ゲーム開始時、各プレイヤーは開拓地2つと道2本を島の上に配置します。どこに置くかがゲームの最初の重要な判断です。資源が得やすい場所(6や8の数字に隣接した場所)を狙いつつ、将来的に道を伸ばせる余地も確保しておきましょう。

③ 手番の流れ

ステップ1:サイコロを振る

2つのサイコロを振り、合計の数字と同じタイルに隣接する開拓地・都市を持つ全プレイヤーが資源をもらいます。

ステップ2:交渉する

手元の資源で欲しいものが足りないときは、他のプレイヤーと交渉して資源を交換できます。「羊毛2枚と木材1枚を交換して!」など、枚数や種類は自由に提案できます。また、銀行(資源の山)と交換することも可能で、同じ資源4枚を好きな資源1枚と交換できます。港を持っていると、もっと少ない枚数で交換できる有利な取引ができます。

ステップ3:建設する

資源を消費して、道・開拓地・都市・発展カードのいずれかを建設または購入できます。

<建築物:必要な資源と勝利ポイント>
道:木材1+レンガ1 0点(でも必要!)
開拓:木材1+レンガ1+小麦1+羊毛1 1点
都市(開拓地を強化):小麦2+鉱石3 2点(開拓地の1点から入れ替え)
発展カード:小麦1+羊毛1+鉱石1 効果さまざま

④ 特別ボーナスポイント

最長交易路(2ポイント): 道を5本以上つなげた人の中で、最も長くつなげているプレイヤーが獲得できます。より長い道を作った人に奪われてしまうので注意!

最大騎士力(2ポイント): 発展カードの「騎士カード」を最も多く(3枚以上)使ったプレイヤーが獲得できます。

⑤ 盗賊に注意!

サイコロで「7」が出たとき、盗賊というコマが登場します。盗賊を好きなタイルに移動させると、そのタイルからは資源が産出されなくなります。さらに、盗賊を置いたタイルに開拓地や都市を持つ相手から資源を1枚奪うこともできます。盗賊はゲームのバランスを崩す「台風の目」的な存在です。

⑥ 勝利条件

自分の手番に合計10ポイント以上になったら、勝利宣言ができます。発展カードの中に隠れた「勝利ポイントカード」もあり、最後の最後まで油断できない展開になることも!

2.必要な準備

事前準備

なし(初めての場合はルールを事前に読んでおくとスムーズです)

用意するもの

・ボードゲーム「カタン」(スタンダード版)

3.参考例:序盤の初期配置ってどう考えればいいの?

カタンで最初に迷うのが「どこに開拓地を置くか」です。初心者がよくやりがちなのは、見た目がきれいな場所や端っこに置いてしまうこと。でも実は、初期配置こそがゲームの勝敗に大きく影響します。

初心者が意識したいポイント

①「6」や「8」の数字に隣接させる

サイコロの合計が6や8になる確率は他の数字よりも高いです。これらの数字に隣接した場所に開拓地を置くと、資源が入ってくる機会が増えます。逆に「2」や「12」ばかりの場所に置くと、なかなか資源が集まりません。

②できるだけ3種類以上の資源が手に入るようにする

1ヶ所の開拓地は最大3つのタイルと隣接できます。木材・レンガ・羊毛・小麦・鉱石のうち、なるべくいろいろな種類が入るように配置しましょう。道を作るには「木材+レンガ」、開拓地には「木材+レンガ+小麦+羊毛」が必要なので、序盤はこの4種類が揃いやすい場所が理想です。

③将来の道の伸ばし方を考えておく

他のプレイヤーに囲まれてしまうと、道を伸ばせなくなることがあります。自分の道が伸びそうな方向を見ながら、将来の「土地取り争い」も意識して初期配置を決めましょう。

ゲームに慣れてきたら「港を狙う戦略」や「発展カードを集める戦略」など、いろいろな作戦が楽しめるようになりますよ!

交渉して島を開拓せよ!【カタン】03

4.まとめ:会話が生まれるゲームが最高のゲームだ

カタンの本当の面白さは、ルールの中にあるのではなく、テーブルを囲んだ人たちの間に生まれる「会話」の中にあります。

「お願い!羊毛1枚だけ交換してよ!」「えー、じゃあ鉱石2枚くれるなら考えてもいい」「そんなの無理だよ〜!」

こんなやり取りが自然と生まれるのがカタンの最大の魅力です。子どもは大人を出し抜こうと必死に考えるし、大人は子どもの発想に驚かされることもある。勝ち負けよりも、一緒に遊んだ時間そのものが宝物になる。それがカタンというゲームです。

初めてやるときは、ルールを全部完璧に覚えようとしなくても大丈夫です。「サイコロを振って資源をもらう」「資源を使って家を建てる」「交渉して足りないものを補う」この3つさえ分かれば、あとはやりながら覚えられます。ぜひ家族や仲間で1回遊んでみてください!

関連おすすめボードゲーム3選

街コロ(マチコロ)

プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:30〜45分

カタンより手軽に始められる街づくり系ボードゲーム。サイコロを振って収入を得ながら自分の街を発展させていきます。カタンと同じく資源管理と戦略が楽しめながら、プレイ時間が短くルールも覚えやすいので、カタンへのステップアップ前にぴったりの一本です。

ドミニオン

プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:30分

カードゲームの名作として世界的に知られる作品。カタンと同じく「資源を集めて勝利ポイントを得る」という感覚は似ていますが、自分だけのデッキを構築する要素が加わり、より戦略的な深みが楽しめます。カタンに慣れてきた人の次のステップとしておすすめです。

カルカソンヌ

プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:30〜45分

タイルを並べてフランスの街を作っていくボードゲーム。カタンと同じくドイツ年間ゲーム大賞を受賞した名作で、ルールはカタンよりもシンプル。じっくり考えながらも会話が弾む、家族向けの定番ゲームです。

この学びを探求できるおすすめ書籍3選

『交渉力 結果が変わる伝え方・考え方』橋下徹

カタンの「交渉」の面白さを現実のビジネスや人間関係に活かしたい人に向けた実践書です。大阪府知事・市長として数々の難交渉を成し遂げてきた著者が、弁護士時代から培った交渉術を惜しみなく公開しています。「絶対に譲れない要望と、譲歩できる要望を整理する」というアプローチは、まさにカタンで資源の優先順位を考えながら交渉するプロセスと重なります。読めばゲームでの交渉も、日常の話し合いも、どちらも上手くなれる一冊です。

『ゲーム理論の〈裏口〉入門 ボードゲームで学ぶ戦略的思考法』野田俊也

東京大学の経済学者が、カタン・カルカソンヌ・インカの黄金など実際のボードゲームを題材にして「ゲーム理論」をわかりやすく解説した異色の入門書です。「相手がどう動くかを読む」「協力すべきか裏切るべきか判断する」という考え方は、カタンで他プレイヤーの動きを読む場面に直接つながります。ゲームが好きな人が「なぜこの戦略が正しいのか」を理論で理解したくなったとき、まず手に取ってほしい一冊です。東洋経済オンラインでも「趣味はボードゲーム、異色のゲーム理論入門書」として話題になりました。

『ゲーム理論入門の入門』鎌田雄一郎

「相手の出方をどう読むか」「どうすれば全員にとって良い結果を生み出せるか」。こうした問いを扱うゲーム理論の基礎を、数学の難しい前提知識なしに学べる岩波新書のロングセラーです。カタンでプレイヤー同士が資源を奪い合うだけでなく、交渉や協力を通じて全体の利益を高める場面は、ゲーム理論の「協力ゲーム」の考え方そのものです。難しそうに見えて読みやすく、カタンを何度も遊んだ後に読むと「あの交渉はこういう構造だったのか」という新鮮な発見があります。

基本情報

正式名称:カタン(CATAN)
旧名称:カタンの開拓者たち
発売年:1995年(ドイツ) / 日本語版:1996年〜
デザイン:クラウス・トイバー販売(日本)ジーピー(GP)
プレイ人数:3〜4人(拡張版で5〜6人)
プレイ時間:60〜90分
対象年齢:8歳以上
受賞歴:1995年 ドイツ年間ゲーム大賞 / 1995年 ドイツゲーム大賞1位 / 1996年 オリジンズ賞 ほか多数
拡張版:航海者版・都市と騎士版・商人と蛮族版・探検者と海賊版 など
デジタル版:PC(Steam)・スマートフォン(iOS/Android)で配信中

コトバのチカラ

交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って3とおりの方法しかない。「合法的に脅す」「利益を与える」「ひたすらお願いする」の3つだ。その中でも、もっとも有効なのが、「利益を与える」である。
橋下徹


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