
・価値観の違いをゲームで学びたい人
・パーティーゲームを探している人
・チームビルディングの企画を考えている人
①カードゲーム「ito」を用意する。
②ゲームのルール説明をする。
③ゲームスタート!
1.ポイント:価値観の違いを楽しむゲーム
今回紹介するのはアークライトゲームス社の「ito」というカードゲームです。プレイヤーが数字をイメージで表現し、数字の大小を細い「糸」のように推測していくゲーム性や、プレイヤー同士の思考の「糸」を繋げていく意味も込められていると思われます。
ゲーム概要(出典引用:アークライトゲームス)
「数字を口にしたらアウト!」という制限の中でテーマに沿って表現し合い、危機からの脱出を目指します。伝わりそうで伝わらないのがもどかしくも楽しい、価値観のズレに大笑いするパーティーゲームです。2つの遊び方で、何度でも楽しくプレイ可能です!今回は遊び方の一つ、『クモノイト』 ~監獄からの脱出~をご紹介します。
プレイ人数:4~10人/プレイ時間:約30分/対象年齢:8歳~
ゲームルールとポイント
プレイヤーは海賊団「クモ」のメンバーです。ある日、皆さんは罠にはまり、敵のアジトに捕まってしまいました。秘密道具「クモノイト」を使って全員脱出しましょう!
まず、プレイヤーには1枚ずつ「ナンバーカード」を配ります。ナンバーカードには数字が書かれており、その数字は決して他のプレイヤーに言ってはいけません。「テーマカード」を1枚引き、そこにお題が2つ書かれていますので、どちらのお題にするか全員で決めます。
例えば、このようなお題が書かれています。
「無人島に持っていきたいもの」
手元のナンバーカードには「1〜100」のどれかの数字が書かれていますので、テーマに沿って自分が持っているカードの数字を表現します。それぞれが表現し終わったらテーマに沿った会話をしながら、小さい数字→大きい数字の順で場にカードを出します。
見事小さい順に出すことができたら1stステージクリア!次は、手札のナンバーカードをそれぞれ2枚にして進め、それもクリアできたら次はそれぞれ3枚にします。3rdステージまでクリアできたら、見事脱出成功です!1stステージから3rdステージまで、失敗できるのは3回のみ。3回失敗したらゲームオーバーです。
2.必要な準備
以下のいずれかの「ito」を用意しましょう。
・カードゲーム「ito」
・カードゲーム「itoレインボー」
・カードゲーム「itoクラシック」
レインボーでは新規のお題が120題追加、クラシックでは13題追加されています。レインボーではルールが微調整されていて、遊びやすくなりました。
3.参考例:いろんな楽しみ方
オリジナルテーマを作ってみる
100以上もお題が用意されているので、テーマに困ることはありませんが、オリジナルテーマを作ってみても面白いです。グループ共通で通じる内輪ネタや、相手の趣味趣向を聞き出せるようなテーマで、好きなものや嫌いなものを知ることができます。好意を抱いている人がいる合コン(古い?)のような集まりでも盛り上がるでしょう。
時間制限を設けてみる
限られた時間で楽しむのであれば、1回のゲームで会話できる時間を制限してみましょう。itoレインボーには砂時計(1分)が同梱されていますが、砂時計がなくてもスマホのタイムウォッチで計れますので、主催者は用意しておきましょう。
アイスブレイクとして使ってみる
企画会議やブレインストーミングをする前に、「ito」をアイスブレイクのツールとして使ってみるのもよいでしょう。気軽に話ができる雰囲気作りや、価値観を認め合う環境が事前にできていれば、新しいアイディアを出す場がよりよいものになります。
4.まとめ:価値観の共有で関係構築を
日常生活において、人との価値観の違いはどちらかが一方的に価値観を押し付けたり、お互いコミュニケーションを避けたりすることになりがちです。どんなに仲の良い者同士でもその違いは必ずあり、理解し合えているからこそ友達になったりパートナーになったりするのです。組織でもお互いの価値観を知り、話し合える仲になることが、強いチーム作りにも繋がります。
このカードゲームは仲の良い友達同士で集まる時のパーティーツールとして、パートナーとの関係性を深めるコミュニケーションツールとして、組織の結束を高めるチームビルディングツールとしてなど、様々なシーンで活用できます。
「ito」は2019年に発売されて以来、「itoレインボー」「コロコロito」「itoクラシック」と続編が出ており、多くのYouTuberやメディアにも取り上げられています。遊び方や活用シーンも様々な形で考えられていますので検索し参考にしてみてもよいでしょう。
出典引用
個性とは、他人と異なることではなく、まずどれだけ周囲の人と価値観を共有できるか、というところに分母がある。
宮崎駿
コメント