第6回【ボードゲーム】ルールを創り出すひらがな麻雀【ひらがじゃん】|語彙力と創造力を鍛える遊び:知育にもGOOD!

語彙力と創造力を鍛える遊び【ひらがじゃん】
もんとり
もんとり
中国清朝末期(1950年頃)に発明された麻雀は、今や世界中で親しまれるゲームです。これほど考えられたボードゲームは世界中探しても見つかりません。しかし人によっては、覚える機会がなければ一生遊ばないゲームですので難しいのも事実。今回は、麻雀より簡単!子どもから大人まで楽しめる!麻雀「風」に作られたひらがじゃんをご紹介します。
こんな人に読んでほしい

・大人も楽しめる知育ツールを探している人

・ゲームのルールを作って楽しみたい人
・麻雀に興味がある人

やってみよう!

①ボードゲーム「ひらがじゃん」を用意する。

②ゲームのルール説明をする。

③ゲームスタート!

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1.ポイント:ひらがなで言葉を作る麻雀風ゲーム

ひらがじゃんは、クラウドファンディングでは9時間で売り切れた人気のボードゲームです。タカラトミーのポンジャンやバンダイのドンジャラも麻雀風ゲームの古参ですが、ひらがじゃんは、より麻雀に近く、ルール次第ではかなり頭の回転が求められるゲームにすることができます。

このゲームで身に付く力

語彙力
創造力(ルール作り)
戦略的思考
柔軟な発想力

ゲーム概要

牌がすべてひらがなになった麻雀風ボードゲーム。ひらがなをつなげて「3・3・3・3・2」文字の言葉を作ります。マージャンのように牌を捨てたり取ったりしながら、その形が完成したらあがりです。

推奨プレイ人数:2〜4人/プレイ時間:15分〜/対象:7歳以上

語彙力と創造力を鍛える遊び【ひらがじゃん】01

ゲームルールとポイント

麻雀と同じく「ポン」(他の人が捨てた牌を使って3文字を作る)することもできます。(麻雀的にはチーですが、どの人からも拾えるようにポンという設定になっています)

また、「ロン」(他の人が捨てた牌であがること)もできるので、誰もが牌を捨てる時に気を付けることになります。

2.必要な準備

事前準備
麻雀に詳しい人がいるとゲームの幅が広がるかもしれないため、麻雀ルールを知っているか事前に確認しておくとよいでしょう。(詳しい人がいないといけないわけではありません)
用意するもの

・ボードゲーム「ひらがじゃん」

・人数で囲めるテーブル

3.参考例:独自ルールを作ろう!

麻雀のルールを知っていれば、ドラを作ってみたり、「3・3・3・3・2」だけではなく「4・4・4・2」も許してみたりして新しいルールを作ることもできるでしょう。ゲームをする仲間の知識レベルや年齢を見てバランスを取るのがよいですね。

少しレベルを上げれば、言葉のジャンル縛り(食べ物や地名、人名など)をしてみたり、特定の言葉に役を作ってみたり、リーチ棒を用意してみたり、言葉にはなっていないけれど最強の役(国士無双みたいな役)を独自で作っても面白そうです

役をつけると点数計算が必要になりますが、そこは紙に書いたりして分かるようにしておけば間違えることはないでしょう。

語彙力と創造力を鍛える遊び【ひらがじゃん】02

このようにルールにはなくても、ルールをたくさん考えることができることで、創造力も鍛えられます。子どもがいたらルールを優しくしてみて、言葉の勉強にするのもいいですね。世代が違うと新しい言葉の発見があるかもしれません。言葉を知ればきっと語彙力も身に付くでしょう。

4.まとめ:クリエイティブに生きよう!

ルールを作り出す思考を鍛えることは、これからいろんな場面で役に立ちます。AIで単純作業がなくなり、人はもっと頭を使うクリエイティブな領域を求められることになるでしょう。仕事は与えられるものではなく作り出すものであり、「こういうことができるかも」「こんなやり方はできないかな」「このように変えてみよう」と考えることができる人ほど認められていきます。既存の枠に捉われることなく、どんな時も新しいやり方を考える習慣を付けましょう。

語彙力と創造力を鍛える遊び【ひらがじゃん】03

「麻雀は傾国の遊戯」というコトバがあります。麻雀は奥が深く、あまりにも楽しすぎるので一国を崩壊させてしまうほどの遊びだ、という意味です。ひらがじゃんが楽しくできたら、本家麻雀を覚えてみるのもいいかもしれません。麻雀もスマホゲームから始めたら自然とルールを覚えることができますよ。

語彙力と創造力を鍛える遊び【ひらがじゃん】04

雀卓で遊んでみよう

麻雀ゲームもいいですが、雀卓で遊んでみても雰囲気が出ます。家に雀卓を置くのは部屋の雰囲気に合わない、という方には天板を外せば雀卓になるシークレット麻雀卓もありますよ。

こんな活用方法も

ひらがなの牌は珍しいため、メッセージボードに使ってみたり、写真素材として使ってみたり、子どもの知育目的で言葉パズルとして使ってみたりすることもできます。

ひらがな牌120枚、牌サイズ:22×16×10mm ※牌は印字タイプです。

ひらがじゃんカード版

ひらがじゃんは、牌ばーじょんだけでなく、カードタイプもあります。そこまで本格的にしなくてもよい、という場合はこちらから始めてみてもいいですね。

関連おすすめボードゲーム3選

スクラブル(Scrabble)

プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:30分〜60分
学びとの関連性:1948年にアメリカで作られた英単語をクロスワード状に作っていくゲーム。アルファベットのコマに得点が設定されており、麻雀のように戦略的に配置して高得点を狙います。ひらがじゃんがひらがなで言葉を作るのに対し、スクラブルは英単語を作るため、楽しみながら英語の語彙力を高めることができます。辞書を使いながら遊ぶことで、新しい単語との出会いもあり、学習効果が高いゲームです。

ワードウルフ

プレイ人数:3〜8人
プレイ時間:10分〜20分
学びとの関連性:各プレイヤーが似ているけど微妙に違うお題を与えられ、誰が少数派(ウルフ)なのかを当てるゲーム。言葉の微妙なニュアンスや使い分けを理解する力が求められます。ひらがじゃんが言葉を「作る」創造力を鍛えるのに対し、ワードウルフは言葉を「使い分ける」表現力を鍛えます。

もじぴったん

プレイ人数:カード版2〜6人
プレイ時間:15分〜30分
学びとの関連性:ひらがなのコマをつなげて言葉を作るパズルゲーム。ひらがじゃんと非常に似たコンセプトですが、よりカジュアルで気軽に遊べます。既にあるひらがなに新しいひらがなを加えて言葉を作っていくため、語彙力と柔軟な発想力が鍛えられます。子どもから大人まで楽しめる知育ゲームとしても最適です。

この学びを探求できるおすすめ書籍3選

『創造力を民主化する たった1つのフレームワークと3つの思考法』

創造力は一部の天才だけのものではなく、誰でも鍛えることができるという前提のもと、創造的に考えるための実践的なフレームワークと3つの思考法(統合思考、アナロジー思考、転換思考)を紹介しています。ひらがじゃんでルールを創り出す楽しさを体験した後、この本で創造力を体系的に学ぶことで、日常生活やビジネスでも創造的に考える力が身につきます。特に既存の枠に捉われない発想法が学べます。

『アイデアのつくり方』

1940年にアメリカで出版されて以来、世界中で読み継がれているアイデア発想法の古典的名著。わずか100ページほどの薄い本ですが、アイデアがどのように生まれるのかという本質的なプロセスを5段階で解説しています。特に「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ」という考え方は、ひらがじゃんで限られたひらがなから新しい言葉を作る感覚と共通しています。創造的な思考の基礎を学ぶのに最適な一冊です。

『考具 ―考えるための道具、持っていますか?』

広告プランナーである著者が、アイデアを出すために実際に使っている21の「道具」を紹介した実践書。「カラーバス」「フォトリーディング」「マンダラート」など、具体的で今すぐ使える発想法が満載です。ひらがじゃんで独自ルールを作る創造性を、この本でさらに広げることができます。特に「制約があるからこそアイデアが生まれる」という考え方は、ひらがなという制約の中で言葉を作るゲームと通じるものがあります。

コトバのチカラ

人は危機に相対した時、その本質が出る。

アカギ(「闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才」より)


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