
・傾聴力を身に付けたい人
・話す楽しさや心地よさを感じたい人
・子どもの知育ゲームを探している人
①カードゲーム「トーキングゲーム」を用意する。
②ゲームのルール説明をする。
③ゲームスタート!
1.ポイント:相手の話を最後まで黙って聞くこと
今回はコミュ力おばけのような方には物足りなさを感じるかもしれませんが、たくさん話をできることだけがコミュニケーションの全てではないので、「人との心地よいコミュニケーションとは何か」をこのゲームを通して考えてみましょう。仲の良い者同士より、あまり知らない者同士の方がより学びを得ることができるでしょう。
このゲームで身に付く力
ゲーム概要(出典引用:tobiraco)
きいて・はなして はなして・きいて「トーキングゲーム」は、人の話を最後まで聴けない。自分だけしゃべり続ける。自分の気持ちをうまく表現できない。そんな子どもたち(大人も)におすすめです。また、そのような特性がなくても、話を聴く楽しさや自分の話を最後まで聞いてもらえる心地よさを味わいたい人たちにもおすすめです。
このカードゲームを考えた人は、元筑波大学附属大塚特別学校地域支援部長の安部博志先生です。園から小・中学校まで巡回したクラスは通算10,000学級を超え、子どもの特性に合わせたオーダーメードの教材や教具を開発されています。

ゲームルールとポイント
人の話を黙って聴くこと、ルールはそれだけです。
これは勝ち負けのないゲームです。 答えたくない質問はパスしてもOK! 話したくなければ見てるだけでもOK! 話さないという参加の仕方もあります。
無理強いは禁物です。 ゆるーい、ほのぼのした空気を作りましょう。

2.必要な準備
3.参考例:上手に聴くための3つのルール
ルールは簡単ですが、ゲームを始めてみると意外とできない人にはできません。あなたの身近にも話を途中で遮る大人がいませんか?
人は相手が話をしている時に、次に自分が何を話そうかと頭の中で考えています。本当に相手の話に耳を傾けてこそ傾聴です。

まずは以下の3点を押さえて始めてみましょう。
1)答えている人に質問しない
特に相手が子どもの場合は、途中で質問をしないこと。答えを誘導するような質問もやめましょう。子どもに話をしてほしければ、まずは大人から心を開いて話すこと。自己開示をしない相手に心は開きにくいものです。
2)笑ったり、からかったりしない
笑われたり、からかわれたりするのが平気な人もいますが、話すことが苦手な人にとって笑われること、からかわれることは苦痛です。微笑み程度に留めましょう。
3)早く!と言わない
話すことが苦手な人は、話しながら考えることも苦手です。口から産まれてきたのではないかとスラスラ喋れる人もいますが、なかなか言葉が出てこなくてゆっくり話をする人を急かすようなことはやめましょう。
4.まとめ
「ひきこもりの高校生の心を開いた質問カード」
このカードゲームの中にはこのように紹介されているカードがあります。

普段から私たちはいろんな人と会話をしますが、心地よいコミュニーケーションに出会うことはどれくらいあるでしょうか?心を開いたコミュニケーションだったなぁと思ったら、なぜ心を開けたのかを振り返ってみましょう。
相手の話を傾聴できていたか?
この2点で振り返ってみると、自分と相手との関係性の深さを知ることができます。ずっと話を聞いているだけでは、相手が心地よかっただけかもしれません。逆にずっと話をしているだけでは、自分は心地よくても相手はそうではなかったかもしれません。
カードゲームという形でそのバランスをうまく取り、心地よいコミュニケーションがどういうものか感じましょう。ゲームを終えた後に、普段は話をしてばっかりで相手のことを聞いていなかったなぁとか、自分のことは全然相手に伝えてなかったなぁとか気づくことがあると思います。
ぜひ、家族や友人、職場の方との関係構築ツールとして使ってみてください。

関連おすすめカードゲーム3選
ディクシット
プレイ時間:約30分
学びとの関連性:抽象的なイラストカードを言葉で表現し、他のプレイヤーがそのカードを当てるゲーム。語り部が連想される言葉を言い、他のプレイヤーはその表現から意図を読み取ります。トーキングゲームと同様に、相手の言葉の背景にある感情や意図を理解する力が養われます。伝わりすぎても伝わらなくても得点にならないため、適度な表現力が求められ、相互理解の難しさと楽しさを体験できます。
ウェーブレングス
プレイ時間:30〜45分
学びとの関連性:チームで協力し、隠された目盛りの位置を当てるゲーム。ヒントを出す人と受け取る人の価値観のズレを楽しみながら、相手の感覚や考え方を理解する力が鍛えられます。トーキングゲームと同じく、相手の世界観に寄り添い、相手の視点から物事を考える練習になります。
キャット&チョコレート
プレイ時間:約20分
学びとの関連性:ピンチなシチュエーションを与えられたカードのアイテムを使って切り抜ける即興ストーリーを作るゲーム。自分の話を他のプレイヤーに評価してもらうため、自己開示しながら創造的に表現する力が身につきます。トーキングゲームと同様に、自分の考えを言葉にして伝える練習になり、他者に受け入れてもらう経験ができます。
この学びを探求できるおすすめ書籍3選
『まず、ちゃんと聴く。コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比』
ビジネスの現場で実践的に使える傾聴の技術を解説した書籍。カウンセリング向けの傾聴本とは異なり、日常の仕事やコミュニケーションで実際に使える具体的なノウハウが満載です。聴くことの理論だけでなく、聴くと伝えるの両立をどのようにしていくかについて実践的なヒントが紹介されています。トーキングゲームで体験する「相手の話を最後まで聴く」ことの重要性を、ビジネスや日常生活でどう活かすかが学べる一冊です。『プロカウンセラーの聞く技術』
臨床心理士として長年の経験を持つ著者による、聞く技術の入門書。実際のカウンセリングの会話を通じて読者自身の反応や態度を見直す機会を提供し、「さて、あなたならどう答えますか?」という問いかけによって考えながら読み進めることができます。専門用語をほとんど使わず、非常に読みやすい内容で、日常生活や仕事に役立つ具体的な技術を学ぶことができます。トーキングゲームで学んだ傾聴の基本を、より深く理解し実践するための理論的な土台が身につきます。『あなたのチームは、機能してますか?』
チームビルディングのプロセスとノウハウを小説形式で学べるビジネス書。機能するチームに必要な5つの要素(信頼、対立、責任、説明責任、結果重視)のうち、最も土台となるのが「信頼」であり、その信頼は自己開示から始まることが描かれています。トーキングゲームで体験する傾聴と自己開示の重要性が、なぜチームにとって不可欠なのかをストーリーを通じて腹落ちさせてくれます。登場人物に感情移入しながら読むことで、実際の職場や人間関係にも応用しやすくなります。出典引用
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傾聴は、最も価値のある贈り物の一つです。それは、相手に自分自身をささげることであり、相手が何かを共有したいときに、常に用意していることです。
ヘンリー・W・ロングフェロー

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